多國籍企業、中國市場に期待 青島でサミット
新華社2023-10-18 09:54
「第4回多國籍企業リーダー青島サミット」は12日までの3日間、中國山東省青島市で開かれた。リーダーらから、國際情勢は複雑で変化がめまぐるしいが、中國は依然として期待できる投資先で、長年にわたる質の高い発展も中國事業に多くの新しいチャンスを提供しているとの聲が上がった。
韓國の食品大手CJグループの尹道瑄(ユン?ドソン)グローバル副社長兼中國社長は、中國は良好なビジネス環境と巨大な市場があると同時に、政府が科學技術イノベーションを重視?奨勵し、対外開放の拡大を通じグローバル化を進めているとし、多國籍企業は終始一貫して中國市場に大きな自信をもっていると指摘?!袱长硵的?、われわれは中國市場を本格的に調査し、先進的な生産能力を適時に投入?稼働、優位産業の発展に力を入れている」と語った。
國際化の進んだビジネス環境も中國市場開拓強化への多國籍企業の意欲を高めている。
システム?機器保護筐體(きょうたい)大手のエヌヴェント?エンクロージャーは、拠點とする青島市の即墨區政府から、プロジェクトの審査?認可、土地資源の調整、古い企業の退去などで力強い支援と迅速な対応を受けている?!刚违铹`キングチームは若く元気にあふれ、奉仕の意識があり、さまざまな課題に積極的に対応、企業が直面する実際の問題の解決を手助けしている」と同社APACゼネラルマネジャーのアンディー?リュウ氏は評価する。
今年上半期(1~6月)の中國の経済成長率は5?5%で、景気の回復ペースは世界の主要國?地域を上回った。8月からは製造業購買擔當者指數(PMI)やコモディティー(商品)指數、電子商取引(EC)物流指數などの経済指標が持続的に持ち直し、経済復調の動きが鮮明になっている。
サウジアラビア國営石油會社サウジアラムコは2021年末、最初の事務所を山東に開設した?!肝锪?調達、サプライチェーン(供給網)、その他の形式の投資で無盡蔵の協力チャンスがあると見た」と、同社のダウンストリーム擔當エグゼクティブ?バイス?プレジデント、モハメド?アルカターニ氏は語る。
中國商務部によると、今年1~8月の外資系企業新設數は前年同期比33%増の3萬3154社。中國國際貿易促進委員會はリポートで、調査対象の外資系企業の8割超が、今年の中國事業の投資利益率が「橫ばい」か「上昇する」と予想しているとの調査結果を明らかにした。
日本の総合商社、雙日の岡田勝紀中國総代表は、中國市場には大きな消費潛在力と産業イノベーション能力があり、中國での発展戦略と管理體制の整備を進めていると語る。今後もこれまで通り、中國での新事業の開拓と投資を強化するとともに、市場で優位にある中國企業と協力し、共同で海外市場を開拓したいと期待を示した。
中國國際貿易促進委員會発展研究部の盧寧(ろ?ねい)副部長は「中國経済は全體として復調し明るい方向に向かっており、多國籍企業の対中投資期待は安定し、対中投資拡大の動きは変わっていない」と指摘した。(記者/王凱、潘潔、袁敏、藍建中)